インカのめざめ
日付 対応場所 |
栽培状況(新着順) |
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8月23日 【佐久穂】 |
・地上部の枯れを確認し、収穫 ・収穫後土中保存 |
4月24日 【佐久穂】 |
種芋の植付・15cm深く耕耘。 ・牛ふんを筋状に撒く。 ・牛ふんの上に土を2cm程敷く。 ・種芋を25cm間隔で植付る。 ・種芋が隠れる程土を撒く。 ・米ぬかを撒く。(一握りり50cm長程) ・トンボで山を切り崩し米ぬかを隠す程度に敷く。 |
【普及状況】農林水産省HPより
平成14年導入、栗の風味、高でん粉。
・品種登録番号 :8635
・農林番号 :農林44号
・系統名/地方番号:ー
・系統名/系統番号:島系575号
・育成導入年次 :平成14年
・育成者 :独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター
・両親(母親×父親) :W822229-5×P10173-5
・早晩性 :極早生
・用途 :食用◎、加工◎
・特性 :良食味、栗の風味、高でん粉、低収
・主要作付地域 :北海道、愛知県、青森県
・作付面積&シェア: 170.0ヘクタール 0.4%(参考値男爵16.7%)
・作付時期 :春作向け
【流通性について】
収穫量が少なく、生産農家直結の販売店より入手すべし。
・「インカのめざめ」は、生産農家泣かせです。1株にわずかの芋しかできません。
大きさも小さめ、量も取れません。掘る作業に対する収穫量が少ないのです。
・栽培経験者同士で会話をすると、手間が多く栽培が難しいと言われています。
・手間がかかり収穫量も少ないとわかっている中あえて栽培している生産者は
こだわりが強いはず。このような生産者から購入することをおススメする。
【食味について】
栗と思って食べたらじゃがいもだった。
・生産しているとどうしても小粒の芋が出る。その芋をお米と一緒に炊き込みます。するとどうでしょう。栗ごはんみたい。濃黄色で小粒だからそっくり。食べても栗の味。
でも、その正体は「インカのめざめ」。小粒でも調理方法によって活用できるんですよ。
【購入について】
供給は少ないが需要は多い。品種指名買いが多い。
品種系統 | 形 | 皮色 | 肉色 | 芽の 深浅 |
生理障害 | 休眠 期間 |
シスト センチュウ |
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中心 空洞 |
褐色 心腐 |
二次 生長 |
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男爵 | 球 | 白黄 | 白 | 深 | 少 | 微 | 微 | 94日 | 羅病性 |
インカの めざめ |
卵形 | 淡黄 | 濃黄 | 浅 | (微) | (微) | (微) | 30日 未満 |
羅病性 |
品種系統 | 水煮 | フライ | チップ | |||||
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煮崩 | 黒変 | 肉質 | 食味 | 褐変 | 乾湿 | 評価 | 評価 | |
男爵 | 中 | 中 | やや粉 | 中上 | 少 | 中 | 不適 | 不適 |
インカの めざめ |
少 | 微 | やや粘質 | 上 | (-) | (-) | 適 | 適 |
栽培および販売計画
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ||||||||||||
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旬 | - | - | - | - | 上 | 中 | 下 | 上 | 中 | 下 | 上 | 中 | 下 | 上 | 中 | 下 | 上 | 中 | 下 | 上 | 中 | 下 | - | - |
種芋発注 | ● | |||||||||||||||||||||||
種芋受領 | ● | |||||||||||||||||||||||
日光浴芽 | ● | |||||||||||||||||||||||
堆肥耕耘 | ● | |||||||||||||||||||||||
種芋植付 | ● | |||||||||||||||||||||||
出芽 | ● | ● | ||||||||||||||||||||||
土寄せ | ● | ● | ||||||||||||||||||||||
開花 | ● | ● | ||||||||||||||||||||||
枯始め | ● | |||||||||||||||||||||||
枯終わり | ● | |||||||||||||||||||||||
収穫 | ● | ● | ● | ● | ||||||||||||||||||||
土中貯蔵 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||||||||||||||
販売 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
当店「じゃがいも」が美味しい理由
・栽培特性は、冷涼な気候を好み、生育中は気温の高いのを嫌う。
高原地帯での栽培のため、低い気温が茎葉の茂りを抑制する。
その結果、「いも」の肥大期間はでん粉作りが盛んになる。
・栽培地域は、標高1000m超の高原地帯。昼と夜の気温差が大きくなる。
昼間は、エネルギーが太陽の光と炭酸ガスで葉に蓄えらる。
夜間は、エネルギーが糖分となって土中の「いも」に蓄えられる。
気温差が大きいほどエネルギー移動が活発になる。
その結果、でん粉量が多くなり美味しさがでる。
・暖地での「じゃがいも」生産地では、梅雨や盛夏の前に青々とした状態で
抜き取り、肥大途中の未熟な状態で収穫する傾向がある。
当店の「じゃがいも」は、盛夏中の枯れ終わった状態で抜き取るため
完熟状態での収穫となる。
・収穫後、直近販売以外の「じゃがいも」は土中貯蔵する。
貯蔵の効果は、土中の温度および湿度が新鮮な状態を維持することが出来る。
さらに、完熟状態の貯蔵であるため長期保存が可能となる。